インドネシア=スンダ海峡でのバンカー供給開始
インドネシアは、国際海事機関が2020年1月に舶用燃料油(バンカーオイル)の規格を硫黄分0.5%以下に強化して以降、外航船も含めた船舶燃料の補給拡大に力を入れている。同国の国営石油ガス会社プルタミナは8月から、ジャワ島西部バンテン州シカディン港で船舶向けに低硫黄重油(LSFO)の給油を開始したもよう。ジャワ海とインド洋の間のスンダ海峡を航行する船舶への燃料補給拠点となる可能性が高い。 給油の対象は多くが豪州船となる見通し。プルタミナはインドネシアでLSFOの主要な生産者となっている。またシカディン港で供給を担うのはプルタミナ子会社のPertamina Patra Niagaとなる。同社は8月下旬に、キプロス船籍のバラ積み船に17万5,000リットルを供給した。インドネシアではタンジュンプリオク、バリクパパン、スラバヤ、マカッサル、パンジャンなどの主要港でもバンカーオイルの供給が可能になっている。 |
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