市場関係者によると、2021年12月の中国の石油製品の輸出計画は135万トンとなり、前月比75％増加した。

　製品別に見ると、ガソリンは114万で前月から48％増加したが、前年同月の実績と比べ21%下落した。軽油は21万トン。1カ月間輸出を停止し、12月から再開した。前年同期の実績より86%減少した。軽油の輸出は再開したものの、数量は少なく、製品全体の輸出計画も前年同月に比べて大幅に低い。

　カーボンニュートラル政策の影響を受け、今後、中国の石油製品の輸出量が徐々に減っていく可能性が大きいとみられる。来年の輸出割当量は引き続き引き下げられる見通しだ。

輸出

12月計画

11月計画

前月比

20年12月実績

前年同期比

ガソリン

114

77

48%

114.91

-21%

軽油

21

0

-

148.79

-86%

合計

135

77

75％

293.70

-54%