中国山東省煙台市で全長370キロメートルの原油パイプラインが4日に操業を開始した。パイプラインは同市の煙台港が所有しており、年間2,000万トンの原油を供給することができる。建設に1年5カ月を要した。
パイプラインは海陸のサプライチェーンと接続しており、エネルギー在庫と安定供給システムを装備している。このシステムにより運送費と炭素排出の削減、また輸入原油の陸上物流への移送が増加すると期待されている。煙台港はパイプラインを650キロメートル延長することで、年間供給量を2,000万トンから4,000万トンまで増やすことを計画。華北地域にエネルギー輸入拠点としての基礎を築き、地域経済の活性化と中国全体のエネルギーインフラに貢献することを目指している。
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