カンボジア政府は7月、同国の石油製品需要について、2030年までに年間480万トン、40年には同830万トンに拡大する見通しであると発表した。20年は年間280万トンだったという。40年までに約3倍に膨らむことになる。カンボジアは石油製品をすべて輸入に頼っており、主要な輸入先はベトナム、シンガポール、タイとなっている。世界的な石油価格の高騰を背景に、輸入コストが大幅に上昇している。
カンボジア政府の調査によると、東南アジア諸国による石油製品の購入額はガソリンと軽油だけで、22年1~5月が9億7,000万ドルとなり、前年の同じ時期から57%増えたという。
またカンボジア国内の市中販価はレギュラーガソリンが1リットル当たり4,800リエル(1.17ドル)、軽油(ディーゼル)が 5,300リエル(1.3ドル)と、2月上旬に比べそれぞれ6.6%、25%値上がりしたもよう
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