|
インドネシア政府はこのほど、エネルギーミックス全体に占める再生可能エネルギーの比率について、2025年までに23%に引き上げることを目標とすると発表した。現在は12%となっている。
インドネシアは昨年、2060年までに二酸化炭素(CO2)排出量のネットゼロ達成の方針を発表している。同国政府は今後、再生可能エネルギー事業者に対し税制上の優遇措置などを講じる計画。また、現在発電燃料の60%を占める石炭に関しては、新規の石炭火力発電所の建設を認可しないことや、既存の石炭火力発電所が2050年以降、操業が継続できない可能性もあることなどに言及した。
石炭発電所は今後10年で、CO2の排出量を2021年時点の同種発電所の平均に対し35%削減することを義務づけられるもよう。インドネシアは石炭の世界最大輸出国で、CO2排出量は同年時点で世界10位とのデータもある。
|