9月15~17日に開催予定のフォーミュラワン・シンガポール(Formula 1 Singapore Grand PrixRaces、F1シンガポール)は、ピット(PIT)で使用する電力の全量を太陽光発電により賄う見通しとなった。ピットは、競走用に作られた環状道路(サーキット)に設ける競技車両の整備を行う施設。シンガポール政府観光局(STB)は6月、ピット屋上に1,396枚の太陽光パネル設置が完了したと発表した。発電容量は年間ベース80万3,155キロワット時と伝えられている。
発電電力は観戦ルーム、レースの管制制御室、車両整備車庫などピット内で使用する分をカバーできるという。さらに、余剰電力をシンガポール島内の電力系統網(Grid)に「売電」することにより、発電施設で使用する水などの他のコストも相殺できるという。F1シンガポールは島中心部にあるマリーナベイ・ストリート・サーキットで夜間に開催する。
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