中国=プロピレン市場の下半期の見通し
中国のプロピレン市場は、6月に2020年5月以来の安値を記録した。誘導品の需要が振るわなかった一方、供給には潤沢感があった。2023年前半は、1~3月期はプロパン脱水素(PDH)設備の稼働停止または減産が目に付いた。原料であるプロパン高が背景にあった。一方、1月の旧正月連休以降に在庫を積み増す需要家が見られ、プロピレン相場は堅調だった。4~6月期は、定修入りしていたPDH設備が再開したほか、ポリプロピレンを始め複数の誘導品設備が採算悪化を背景に稼働を停止した。このためプロピレン相場は下げ基調に転じた。
7~9月期以降は、プロピレンおよび誘導品設備の新増設備が続々と立ち上がる予定。加えて下半期は既存のプロピレン設備の定修が少ないため、中国国内の供給は増加する見通し。ただし、プロパン価格が上昇する可能性があり、PDH設備の稼働状況によってプロピレンの供給量が変動するとの見方が多い。
上海 : 石油化学チーム 金 雪梅 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.



