中国国家能源局の統計によると、今年上半期の再生可能エネルギーによる発電は堅調で、発電能力は安定した増加を示している。6月末時点の発電能力は、水素が4億1,800万kW、風力が3億9,000万kW、太陽光が4億7,100万kW、バイオ燃料が4,300万kWとなった。再生可能エネルギー全体の発電能力は前年比18.2％増の13億2,200万kWとなり、国内の発電能力の48.8％を占めた。

　1月から6月にかけて、新たに1億900万kWの再生可能エネルギーの発電能力が追加され、これは中国国内の新規発電能力の77％を占めた。内訳は水力が536万kW、風力が2,299万kW、太陽光が7,842万kW、バイオ燃料が176万kWとなっている。

　中国では新規発電能力の大半を再生可能エネルギーが占めており、エネルギーの安定供給と低炭素クリーンエネルギーへの移行が着実に進んでいる。