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インドネシアでは温室効果ガス排出量の削減に向け、陸上のみならず海上の輸送でも燃料転換が進んでいる。同国の国営石油ガス会社プルタミナの子会社であるプルタミナ・インターナショナル・シッピング(PIS)はこのほど、同社が運航している船舶のうち146隻について、バイオディーゼルを主要な燃料として使用していると発表した。
PISが今年2月に購入した世界最大規模の液化石油ガス(LPG)の大型輸送船(VLGC、船名Amaryllis)は、液体燃料とガス燃料の双方を切り替えて運転可能なデュアルフューエルエンジンを搭載しており、通常に比べ二酸化炭素(CO2)換算で年間ベース1万2,000トンの排出量を削減することができると述べている。
インドネシア政府は2060年に温暖化ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を達成する目標(NZE2060)を掲げている。
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