中国石油化工(シノペック)は8月2日、現在建設中の年間120万トンの生産能力を有する天津南港エチレンプロジェクトを実行するため、折半出資の合弁会社を設立することでイネオスと正式契約を締結した。操業開始は2024年4月の予定。
2社はすでに枠組み協定を締結していたもよう。天津南港エチレンプロジェクトは、年間120万トンの生産能力を有するエチレンクラッカーのほか、イネオスの技術を採用した年間50万トンの生産能力を有する高密度ポリエチレン(HDPE)ユニット、シノペックの技術を採用した年間10万トンの生産能力を有するポリオレフィンエラストマー(POE)ユニットを含む11の下流ユニットで構成される。
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