エネルギー大手シェルがこのほど、太陽光発電によるEV充電ステーションをシンガポールに開設した。最大出力180kWの高速充電器を備えており、一般の50kW充電器より3倍速く充電できる。例えば現代自動車のアイオニック5の場合、15分でバッテリーの約50%を充電できるという。シンガポールではこれまで最大出力150kWの充電器が最大だった。シェルは今回、シンガポール東部のタンピネス、パシャリズ、同西部レイクビューーの3カ所に高速充電ステーションを設置した。
シンガポール政府は島内の充電ポイントを2030年までに6万カ所に拡大することを狙っている。同国で充電ポイント1,000カ所を運営している地元最大手チャージプラス(Charge+)は最近、2030年までに充電ポイントを1万6,000カ所に増やす計画であることを発表している。またチャージプラスは既に、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、カンボジアなど他の東南アジア諸国でもEV充電事業に着手。2030年までに東南アジア全体で3万カ所の充電ポイントを運営する計画としている。
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