シンガポールの高層マンション(コンドミニアム)で電気自動車(EV)・充電器の設置が急増している。同国陸上交通庁によると、8月は212カ所のコンドミニアムで578基の充電器が新たに設置されたという。3月は107カ所で267基、2022年7月は27カ所で66基だった。
充電器の設置について、政府が1台あたり最大4,000シンガポールドル(約2,940米ドル)の補助金支給を始めた影響が大きい。ある充電器メーカーは、「充電器設置に関する問い合わせは1年前に比べ70%前後増えている」という。政府は島内の充電器数に関し、2030年をめどに6万基まで拡大することを狙っている。同国EV充電所の経営大手であるチャージプラス(Charge+)は、2030年までに同社の充電器を1万6,000基に増やす計画であることを明らかにしている。
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