インドネシア=パーム油混合ジェット燃料を使った初の商業飛行
インドネシア国営のガルーダ・インドネシア航空は10月27日、パーム油混合のジェット燃料を使用した初の商業飛行を行った。同社運航のボーイン737-800NG型機により首都ジャカルタから550キロ離れたスラカルタ市まで100人以上の乗客を運んだという。 今回使用したジェット燃料は、国営石油ガス会社プルタミナのチラキャップ製油所で水素エステルおよび脂肪酸(HEFA)技術を使用して製造された。パーム油から作られた燃料は化石燃料よりも温室効果ガスの排出が少ないといわれている。 インドネシアは世界最大のパーム油生産国となっており、パーム油ベースの燃料の使用を拡大することで燃料輸入の削減を目指している。インドネシア政府は元々、2020年までに航空燃料にバイオ燃料を3%混合することを義務化する予定にしていたが、現時点で実現されていない。 |
シンガポール : 萩本 智史 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.