シンガポールのエクソンモービルが、同国で運営するガソリンスタンドの売却を検討しているという。現地の大手新聞が報じた。すでにエネルギー会社や投資会社など複数企業が購入に興味を示しているとの声も聞かれる。エクソンモービル・シンガポールは、島内でガソリンスタンドの運営以外に、石油化学コンプレックス、潤滑油プラント、液化石油ガス(LPG)の充填設備などを操業している。エクソンモービル・ブランドのガソリンスタンド数は59カ所。業界関係者は、エクソンモービル・シンガポールの今回の動きを事業最適化の一環と見ている。売却規模は約10億米ドル(1,500億円)になるとの観測も出ている。エクソンモービルはマレーシアで今年、同国主要原油タピスの油田を含めた20~30億米ドル規模の石油ガス資産を売却した。
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