中国石油化工(シノペック)によると、同社とサウジアラムコは最近、サウジアラビアのヤンブー製油所拡張プロジェクトに関する枠組み協定をダンマンで締結した。このプロジェクトでは既存の設備に加え、年間180万トンのエチレンプラントと年間150万トンの芳香族炭化水素プラントを新設し、下流のポリオレフィンプラントも新たに建設する。

　シノペックとサウジアラムコが共同建設したヤンブー製油所は2016年、正式に稼働を開始した。サウジアラビア西部のヤンブー市に位置し、同国産の重質原油を日量43万バレル処理することが可能だ。石油製品や他の付加価値製品を生産し、世界市場に供給している。