ロイヤル・ボパックは2月、アラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ港でバイオバンカー油の供給を行った。同社は化学品や石油製品の物流、貯蔵、ターミナル運営を手掛ける世界大手の独立貯蔵事業者。今回は子会社のボパック・ホライゾン・フジャイラ)が、国際持続可能性炭素認証(ISCC)に基づくバイオバンカー油B24を船舶に補給した。UAEでISCCに基づくバイオバンカー燃料の補給行われたのは今回が初めてという。
ボパック・ホライゾン・フジャイラが供給したB24は低硫黄燃料油(VLSFO)に脂肪酸メチルエステル(FAME、Fatty Acid Methyl Ester)を24%混合した。従来のバンカー燃料に比べ二酸化炭素の排出量を大きく削減できると考えられている。
ロイヤル・ボパックは世界で32カ所の燃料ターミナルを運営している。また、UAEは2050年までのネットゼロ(温室効果ガスを差し引きゼロにする)の支援を表明している。
|