インド政府は,国内の自動車用燃料として使用するエタノール混合ガソリンについて、2030年までに混合比率30%の達成を目指す。同政府はこれに向けて、混合比率20%達成を2025~2026年に前倒しすると決めた。同国では国産車の自動車エンジンは多くがエタノール20%混合ガソリン(E20)を使用できる仕様となっており、2024年末までに同エタノールの混合比率は約14.6%まで上昇したと見られている。
インド政府によるエタノール混合ガソリンの導入は2001年に始まり、サトウキビ由来の国産エタノールの使用を増やし石油燃料の輸入を削減することが主要な狙いとなっている。当初の計画ではガソリンのエタノール混合比率20%達成を2030年に定めていた。
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