台湾のエバー航空はこのほど、フォルモサ石油化学(FPCC)と、持続可能な航空燃料(SAF)の売買契約について基本合意書(MOU)に署名した。エバー航空は2026年から5年間にわたり、FPCCから2万トン以上のSAFの供給を受ける。この契約により、約5万トンの二酸化炭素(CO2)削減が可能と見られている。
エバー航空は、SAFは従来の化石燃料由来のジェット燃料に比べ、CO2の排出を最大80%減らすことができると考えている。同社は台湾の主要空港で、今年4月からSAFの使用を開始、2050年をめどにネットゼロの実現を狙っている。またFPCCは最近、台湾の中華航空とも1万トンのSAFを供給する契約を結んでいる。
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