ミャンマー政府はこのほど、同国最大都市ヤンゴン近郊にあるタンリン製油所の操業を早ければ年内にも再開すると発表した。同製油所は1955年に建設。赤字経営を理由に2017年に操業を停止していたものの、設備を全面的に刷新して生産を開始する。
第1段階として、年内に原油処理量を年間50万トン級に引き上げる見通し。将来的には同300万トンまで拡張する計画と伝えられている。ミャンマーは現時点で、石油製品の国内需要の3%程度を国産品で満たしているに過ぎない。政府は輸入依存を減らすことで、深刻な外貨消費、財政負担の軽減が急務と見ている。
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