市場関係者によると、中国の東西天然ガス第3パイプラインの中衛-棗陽区間が9月末、正式に稼働を開始した。これにより、中国中部および東部地域への天然ガス供給能力が大幅に向上した。

　同区間は、第3パイプラインの中央ルートにおける中核を占める。パイプラインの総延長は1,235キロメートルで、年間天然ガス輸送能力は250億立方メートルに達する。

　6月時点では、東西天然ガスパイプライン網により、2003年以降で長江デルタ地域に合計5,500億立方メートルの天然ガスを供給してきた。