ベトナム国営ペトロリメックスの子会社ペトロリメックス・アビエーションは8月、持続可能な航空燃料(SAF)を初めて航空機に給油した。ベトジェットエアに1,200立方メートルのSAFを混合したジェット燃料を供給した。
同社はベトナムの主要空港のほとんどで国内外の航空会社への燃料供給事業を行っている。また、ベトジェットエアはベトナム最大手の格安航空会社(LCC)。
SAFは従来の化石燃料由来のジェット燃料に比べ、二酸化炭素の排出を最大80%減らすことができるとの指摘が多い。ベトナムは2050年をめどにネットゼロの実現を狙っている。
ペトロリメックス・アビエーションはまた、ベトジェットエアに対し、ISCC EU規格に準拠した持続可能性証明(PoS: Proof of Sustainability)も提供したという。同規格は、欧州連合(EU)の再生可能エネルギー指令(RED)に基づき、EU市場向けのバイオマス、主要製品、廃棄物、残渣などを認証する規格。
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