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シンガポールのタン・シーレン人材相(兼貿易産業省エネルギー・科学技術担当大臣)は、2030年までにクリーンエネルギー由来の発電量の2ギガワットピークGWp達成を狙うと述べた。政府主催の第18回シンガポール国際エネルギー週間(SIEW)の初日講演で公表した。このうち1.7GWpは太陽光発電となる見通し。
ASEAN諸国内の電力融通を一層拡大することに加え、地熱発電や原子力発電の技術調査も推進するという。原子力発電に関しては現時点までに米国の研究所と共同で小型モジュール炉modular nuclear reactors (SMRs)などを調査することが決まっているという。また電力融通はマレーシアのサラワク州から水力電源の電気を輸入することが決まっているうえ、インドネシアやベトナムとそれぞれ300メガワット級のバイオメタン由来の電力融通を対象に基本合意書(MOU)を交わしている。
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