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中国原子力工業集団(CNNC)傘下の漳州原子力発電所2号機が系統連系に成功し、初めて送電を開始した。これにより、華龍一号プロジェクト第1期における両号機の系統連系が完了した。
同発電所の2号機建設は2020年9月4日に開始し、25年10月11日に核燃料の装荷を実施した。同発電所は華龍一号プロジェクトの起点で、同発電所は現在では世界最大規模となっている。同プロジェクトでは、6基の原子力発電所の建設を計画している。完成すれば年間600億kWh以上のクリーンエネルギーを供給可能になると予想され、これは福建省南部の厦門市と漳州市の電力消費量の75%を十分賄えるとみられる。同省の「南北送電」構造を改善し効率化する。
同発電所1号機は現在までに、88億kWh以上の電力を安全かつ安定的に発電した。2号機は年内に商業運転を開始する予定で、3号機と4号機は建設段階にある5号機と6号機については準備工事が順調に進んでいる。
第14次5カ年計画期間中の重点プロジェクトである同発電所1号機と2号機の運転開始後、年間発電量は200億kWhに達し、二酸化炭素排出量を約1,600万トン削減すると見込まれている。これにより年間600万トン以上の石炭消費量を減らすことが可能という。
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