|
インドネシアのプルタミナ・ニュー・リニューアブル・エナジー(Pertamina NRE)は10月、政府系企業であるシンガポールLNGと、バイオガス(またはバイオメタン)を協力して開発する基本合意書(MOU)を結んだ。Pertamina NREは国営プルタミナの子会社。インドネシア側はパーム油を製造する過程で生じる排水(POME)を原料にバイオガスを生産する技術を開発し、生産設備を整える。生産したバイオガスは将来的に、スマトラ島からパイプラインまたは船舶によりシンガポールに輸送する。
一方、シンガポール側はバイオガスの販売網を構築する。再生可能エネルギーの発展に力を入れ、国際取引で経験豊富なシンガポールと、天然資源が豊かでグリーンガスの開発に力を入れているインドネシアが両国の強みを生かしてバイオガスのサプライチェーンを構築する。
|