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インドネシア政府は航空燃料の低炭素化に前向きな姿勢を示している。持続可能な航空燃料(SAF)を1%混合することを2026年から義務化する検討に入った。当初はジャカルタとバリ島発の国際線に限るという。インドネシアは2035年までにSAF混合比率の5%達成を目標にしている。
国営プルタミナ傘下で精製事業を担うPT Kilang Pertamina Internasional(KPI)は、同国チラチャップで使用済み食用油(UCO)とパーム油を原料とするSAFの出荷を開始した。プルタミナはSAF生産拠点をさらに2カ所増やす計画を立てている。SAFは廃食油やバイオマス由来の原料により生産される航空燃料。現状のインフラを活用できるうえ従来型燃料に比べて温室効果ガスの排出量を大幅に削減できるとされている。
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