中国=SM市場動向
中国のスチレンモノマー(SM)市場は、需給緩和感を受けて相場の基調が弱い。5月に入り複数の生産設備が定修入りし、稼働率は63~65%程度と低水準となっているものの、一部大手メーカーが6月以降に稼働再開する予定で、稼働率が70%程度に引き上げる可能性があるためだ。
一方、トレーダーおよび需要家の買い気は乏しい。先行き供給が増えるとの観測が出ていることに加え、ポリスチレンなど誘導品の需要は振るわず、生産設備も低稼働にとどまっていることも背景にある。
ただ、中東情勢の緊迫が続き、原油を含む原料コストが高値圏で推移していることに加え、海外市場への販売余地があるため、売り手は販売を急いでいない。こうした状況下、先行きSM相場が大幅に下がることは見られないとの見方もある。
SM生産設備の定修は以下のとおり。
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地域 |
企業 |
能力/年 |
期間 |
備考 |
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東北 |
吉林石化 |
32万トン |
4月15日~50日間 |
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宝来ライオンデルバゼル |
35万トン |
5月15日~30日間 |
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山東 |
淄博峻辰(Zibo Junchen) |
50万トン |
5月11日~40日間 |
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裕龍石化(Yulong PC) |
50万トン |
5月11日~5月末 |
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華東 |
浙江石化 |
60万トン |
5月7日~40日間 |
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新陽石化(Xinyang PC) |
35万トン |
5月11日停止、再開時期未定 |
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ZRCC |
62万トン |
5月25日~6月15日 |
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江蘇盛虹(Jiangsu Shenghong) |
45万トン |
6月~2カ月月 |
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華南 |
古雷石化(Gulei PC) |
60万トン |
3月9日~50日間。 |
再開時期延期 |
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中化泉州(Sinochem Quanzhou) |
45万トン |
5月8日~10日間。 |
不具合で停止 |
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