中国=PTAの輸出入状況について
中国の高純度テレフタル酸(PTA)の輸出状況を見ると、8月は25万600トンで、前月比4万トン減少した。輸出先はインド、ベトナム、エジプト、サウジアラビア、バングラデシュなどアジアの国々が中心となっている。このうちインド向け11万6,200トンで、7月の1万トン未満から急増した。インドではPTA設備の定修が集中しているため、需要家が在庫補充のため活発に買いに動いたことが背景にある。
一方、中国の8月の輸入量は2,900トンと前月比2,400トン増。依然として少量にとどまっている。国内のPTA供給が潤沢なため、川下のポリエステルメーカーは国内品の買付けを優先している。
先行きの輸出入については、ホルムズ海峡で依然として通航難が続くなか、PTAと同じくポリエステルの原料であるエチレングリコール(EG)の輸送は引き続き困難。EG不足を背景に、各国でポリエステル設備の稼働率が低下する可能性がある。このためPTA需要も後退するとの見方が伝えられる。
ただし、インドおよびパキスタンなど一部の国では需要が堅調に推移。また、また、9月入り後も中国のPTA設備は高稼働に維持されており、引き続き輸出に注力する見通し。市場関係者は、9月のPTA輸出量が30万トン程度となると指摘している。
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