中国=EG市場の見通し
中国のエチレングリコール(EG)市場では供給引き締まり感が強まっている。中東情勢の悪化を受けて、サウジアラビアを含む中東品の流入が減少。さらに原料不足を背景に国内のEG設備の稼働率が66%程度に低下、供給が細っている。このため港の在庫が8万6,000トンまで低下した。
一方、ポリエステルの需要が振るわないため、その原料であるEGを買い付ける動きは限られる。
先行きについては、EGの輸入品の数量は引き続き限られそうだ。ホルムズ海峡の通航難が続いているためだ。一方、10月以降に新規EG設備2基が立ち上げを予定していることから、国内品の供給引き締まり感は緩和する可能性がある。
国内の需要面では、10~12月期は冬場のポリエステル不需要期となるため、受注が減りつつある。また、同じくポリエステルの原料であるパラキシレン相場が堅調に推移していることも、ポリエステルメーカーの採算悪化につながっている面もあるようだ。ポリエステルメーカーが設備の稼働停止また減産を実施する可能性がある。こうした状況下、10~12月期のEG相場は上伸力を欠いている。
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