8日 原油は反落、米中の段階的関税撤廃に期待も米側の出方に不透明感で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は、前日比23セント安の56.92ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は、同13セント安の62.16ドル/バレルで推移している。 7日、中国商務省が米中両国が発動済みの追加関税について、通商協議の進展に合わせ段階的に撤廃していくことで合意したと発表し、米中貿易摩擦の解消期待による経済好転の兆しが材料視され、原油も買われた。ただ、米国側には追加関税撤廃に関して反対意見があると伝えられたことを受け、第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(写真)は「米国側が(追加関税撤廃を)拒否する懸念から原油は小幅反落している」と述べた。また、「実際に拒否することがあれば、米原油在庫も増加しており、原油の売りが加速する可能性もある」と同氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比41円78銭高の23,372円10銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.22円と、前日17時時点(108.98円)と比べてドル高・円安水準。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 92.15 (↓0.83)
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