8日 原油は急反発、米軍駐留基地への攻撃で急騰も様子見ムードが強い
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は、前日比1.41ドル高の64.11ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は、同1.66ドル高の69.93ドルと、いずれも急反発している。 足元の急騰は「イランの革命防衛隊が、イラクの米軍駐留基地へ報復攻撃したことへの反応だ」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員=写真)という。ただ、芥田氏は「現時点でイラクの石油インフラへの影響は出ていない。イランの攻撃に米国がどう対応するのか市場は様子見の雰囲気も強い」と指摘。このためアジア時間帯の取引でWTIは一時65.65ドルまで急伸したが、目先は利益確定売りなどで、64.11ドルまで下げている。 日経平均株価は前日比524円61銭安の2万3,051円11銭で推移している。ドル円相場は1ドル=108.15円と、前日17時時点(108.33円)から、ややドル安・円高方向に振れている。
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