10日 原油は続落、中東供給不安の緩和や米原油在庫増加で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は、前日比18セント安の59.38ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は、同16セント安の65.21ドル/バレルと、いずれも続落している。 イラン情勢が戦争回避の方向へ動いたことで、中東からの供給不安の緩和により原油は売られた。また、今週発表の米エネルギー情報局(EIA)による週間統計で、米原油在庫が前週比120万バレル弱増加したことも弱材料視された。一方で、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、「米株価指数が軒並み上昇したことで、WTIは59ドル台まで下がると反発する動きをみせている」という。さらに、「米中通商協議の段階的な合意見通しや、3月までの石油輸出国機構(OPEC)による減産などが相場の下支え要因となっている」と同氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比70円85銭高の2万3,810円72銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.52円と、前日17時時点(109.35円)と比べてややドル高・円安方向。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 102.55 (↓1.85)
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