20日 原油は続伸、イラクとリビアからの供給懸念で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は、先週末比61セント高の59.15ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は、同75セント高の65.60ドル/バレルと、いずれも続伸している。 イラクの油田での生産停止や、リビアで原油輸送が滞っているとの報道を受け、ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは「これら2カ国からの供給懸念により、相場は上昇している」との見方を示した。 一方で、上野氏は「産油国の余剰生産能力が大きいとみられることや、米国では先週、石油掘削装置(リグ)の稼働数と石油製品在庫がいずれも増加していたことで、上値が抑えられている面もある」とも付け加えた。 日経平均株価は先週末比46円51銭高の2万4,087円77銭で推移している。ドル円相場は1ドル=110.18円と、先週末17時時点(110.21円)と比べてややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):100.77 (↓0.13)
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