4日 原油は反発、株価の回復やWTI50ドル割れに対する買戻しで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は、前日比33セント高の50.44ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は、同9セント高の54.54ドル/バレルと、いずれも反発している。 新型肺炎の感染拡大による経済活動の停滞から、中国では製油所稼働率の引き下げの動きがみられる中、石油需要の減少懸念が広がり、原油相場は下落が続いていた。ただ、第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は、「WTIが50ドル割れとなったことや株価の回復を背景に、買戻しの動きがみられ、原油相場の下落はやや一服した」という。一方、今後の原油相場について同氏は、「石油輸出国機構(OPEC)による協調減産が継続合意されるか、また中国の経済統計や米中通商合意が実際に履行されるか否かで、一段と下がるかどうか決まるだろう」と言及した。 日経平均株価は前日比20円16銭高の2万2,992円10銭で推移している。ドル円相場は1ドル=108.66円と、前日17時時点(108.58円)とほぼ同水準。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 91.29 (↓3.39)
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