24日 原油は続伸、FRBの金融緩和策と株高を好感
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は、前日比1.37ドル高の24.72ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は、同1.28ドル高の28.31ドル/バレルと、いずれも続伸している。 前日の海外市場では、米連邦公開準備制度理事会(FRB)が23日に発表した、国債などの購入額を無制限とする金融緩和策を好感し、原油相場が反発。アジア時間でも、その流れを引き継いで続伸している。第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は「先週末にWTIが18年ぶりに20ドルを割り、そこが底値と見る向きから買戻しが優勢となっている。FRBの決定を好感し、日経平均株価が大幅に上昇していることも支援材料だ」との見方を示した。 また村上氏は「米国が原油の増産姿勢を見せており、これにサウジアラビアやロシアがどう対応するかで、需給関係が変わってくる。新型肺炎の影響で引き続き景気後退懸念が根強いが、金融緩和策が景気を下支え、需給が改善すれば30ドルまで値を戻す可能性はある」と付け加えた。 日経平均株価は前日比1,085円40銭高の1万7,973円18銭で推移している。ドル円相場は1ドル=110.22円と、前日17時時点(110.25円)からほぼ横ばい。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):58.42(↓1.49)
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