31日 原油は反発、買戻しもエネルギー需要の減退懸念が重石
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は、前日比31セント高の40.23ドル/バレル。インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は、同比40セント高の43.34ドル/バレルで推移している。 前日の海外市場で、新型コロナウイルスの感染拡大による米経済への打撃が材料視され、原油相場は大幅に下落。WTI原油が節目となる40ドルを割り込んだことを受け、足元のアジア取引時間では、「買い戻しの動きがみられる」(マーケットエッジ=小菅努代表取締役)ようだ。一方、原油の需給に拘る新規材料は見当たらず、「新型コロナによる経済活動への影響で減退するエネルギー需要の回復が見えない、という不安感が根強い」と小菅氏は指摘。原油相場の上値は重いとの考えを示した。
日経平均株価は前日比290円54銭安の2万2,048円69銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.22円と、前日17時時点(105.07円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):66.14 (↓0.62)
|
東京 : 柏原 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.