14日 原油は続伸、エネルギー需要の回復を期待
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ41セント高の60.59ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同42セント高の64.09ドル/バレルと、いずれも続伸している。 アジア時間14日午前時点で、原油相場は続伸している。米石油協会(API)が13日に発表した週間石油統計によると、米原油在庫が減少したうえ、石油輸出国機構(OPEC)は13日に公表した月次報告で、2021年の原油需要の見通しを上方修正している。これらの要因から楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「エネルギー需要の回復が意識され、買いを誘った」と指摘した。またNYダウ先物など主要株価が日本時間夜に反発したため、「株高による消費回復とともに、原油需要の回復に期待が寄せられた」(同氏)と付け加えた。 日経平均株価は前日比81円52銭安の2万9,670円9銭で推移している。ドル円相場は1ドル=108.89円と、前日17時時点(109.32円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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