27日 原油は買戻しで反発も強弱材料が交錯
26日の欧米時間では、インドや日本での新型コロナウイルスの感染拡大懸念から、原油相場は下落した。しかし、日本時間27日午前の取引では、買戻しが優勢となっている。ただ、強弱材料が交錯し、上値は限定的。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部の芥田知至主任研究員(=写真)は、「米国でコロナワクチンの接種が進み景気が改善する一方で、インドでの感染拡大懸念が原油相場の上値を抑えている」と指摘した。また、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が28日に開催する閣僚会合については「すでに5月から7月の生産量が変更されることはないため、相場に影響を与えないだろう」と同氏は言及した。 日経平均株価は前日比35円安の2万9,091円23銭で推移している。ドル円相場は1ドル=108.35円と、前日の17時時点(107.71円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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