10日 原油は続伸、米国最大のパイプライン停止で供給不安
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は先週末終値と比べ59セント高の65.49ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同66セント高の68.94ドル/バレルと、いずれも続伸している。 10日アジア時間の原油相場は、米国内の供給懸念を背景に上昇している。米国最大の石油パイプラインが7日、サイバー攻撃を受けて操業を停止した。一部の小規模ラインは復旧したものの、主要部分の操業が停止したままとなっている。マーケットエッジの小菅努代表取締役によると、「これが材料視され(原油市場では)買いが進んでいる」という。ただ、米国ではまだ週末が明けておらず、復旧予定に関する情報の更新が伝えられていない。このため、様子見姿勢をとる市場関係者も多いことから、上値は抑えられているようだ。 日経平均株価は先週末比288円30銭高の2万9,646円12銭で推移している。ドル円相場は1ドル=108.84円と、先週末の17時時点(109.15円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):113.00 (↓0.43)
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