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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ30セント高の67.15ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同24セント高の69.70ドル/バレルと、ともに続伸している。
27日に発表された米新規失業保険申請件数が4週連続減少し、米経済正常化の進展が意識されたため、ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「米株価が上昇し、28日のアジア株も全面高。さらに株式同様のリスク資産である原油にも買いが入っている」という。
また、週明けから米国はドライブシーズンに入るため、ガソリン需要の増加期待も強材料視されているもよう。
一方、イラン核合意の修復に向けた交渉は当初、月内に決着する見込みだったが、進捗がみられず、事態長期化の可能性も浮上している。これを受け、「イラン産原油の輸出再開が遅れれば、原油の供給が抑制され相場の下支えとなる。また、合意されて供給が増加しても世界的な需要回復が増加分を吸収するだろう」(同)と指摘した。
日経平均株価は前日比574円27銭高の2万9,123円28銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.89円と、前日の17時時点(109.10円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):110.29 (↑0.19)
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