11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は先週末終値と比べ28セント高の71.19ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同29セント高の72.98ドル/バレルと、ともに上値追いが続いている。
エネルギー需要回復の期待と供給ひっ迫感が強まって原油は買われている。国際エネルギー機関(IEA)が11日に発表した月報で、世界の石油需要が2022年末までに新型コロナウイルスのパンデミック以前の水準に回復すると予想したことに伴い、石油輸出国機構(OPEC)およびOPEC非加盟国で構成される「OPECプラス」が、同年までに日量140万バレルの増産が必要との見方を示したことが背景にある。国内アナリストは「14日のアジア時間帯では高値警戒感から相場の上昇幅は限られている」と述べたものの、「イラン核合意の修復が18日の同国大統領選までに間に合わない可能性が生じてきており、その場合にはイラン産原油の増産が抑えられ、さらに原油価格には強材料となるだろう」と同氏は付け加えた。
日経平均株価は先週末比131円30銭高の2万9,080円03銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.73円と、先週末の17時時点(109.42円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):114.84 (↓0.53)
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