19日 原油は続落、米ガソリン在庫の増加などで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ1.18ドル安の64.28ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同1.10ドル安の67.13ドル/バレルと、いずれも続落している。 需要減退の懸念から19日のアジア時間も相場は引き続き弱含んでいる。米エネルギー情報局(EIA)が18日に発表した週間石油統計によると、米ガソリン在庫は減少の事前予想に反し、前週から70万バレル増加した。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「ガソリンの需要期にかかわらず小売需要が期待したほど強くない」と指摘した。 また、7月に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が18日に公開された。この内容を受け、同氏は「年末には金融緩和が実施されるとの見方が広がっており、経済減速につながる懸念がある」と述べた。 日経平均株価は前日比151円92銭安の2万7,433円99銭で推移している。ドル円相場は1ドル=110.09円と、前日の17時時点(109.61円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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