28日 原油は続伸、需給逼迫とLNG高騰が相場を押し上げ
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ27セント高の75.72ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同24セント高の79.77ドル/バレルと、いずれも続伸している。 世界的な需給逼迫を懸念し、前日の海外市場では原油相場が1ドル以上急伸した。28日アジア時間午前の原油相場もこの流れを引き継ぎ、買いが進んでいる。また、米国石油協会(API)が28日に発表する週間石油統計で米原油在庫の減少が予想されていることも材料視されているようだ。さらに、マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「LNG価格高騰がエネルギー価格全体を押し上げている」と指摘。原油相場の基調は強く、「WTI相場が80ドルを超えるのも時間の問題」と同氏は付け加えている。 日経平均株価は前日比203円94銭安の3万36円12銭で推移している。ドル円相場は1ドル=111.07円と、前日の17時時点(110.78円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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