11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ89セント高の70.84ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同1.02ドル高の74.46ドル/バレルと、いずれも続伸している。
30日アジア時間の原油相場は、先週末の相場暴落の反動から現在も買戻しが続いているため、相場は上げ基調にある。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」に対して懸念は大きいものの、漠然とした不安が先行しすぎた面があるため、市場では売られすぎとの見方が台頭している。また米エネルギー情報局(EIA)が12月1日に発表予定の週間在庫統計に対して、米原油在庫が前週から140万バレル以上の減少予想が出ている。さらに石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は、1月の減産縮小を取りやめる可能性があり、原油需給が引き締まるとの見方がある。ただ石油天然ガス・金属鉱物資源機構「JOGMEC」の野神隆之首席エコノミストは「オミクロン株の実態が判明するまで相場は乱高下する恐れがある」と指摘している。オミクロン株については分からないことが多く、1つ1つの情報に神経質に反応する状況が続いていることが要因とみられる。
日経平均株価は前日比348円39銭高の2万8,632円31銭で推移している。ドル円相場は1ドル=113.64円と、前日の17時時点(113.57円)と比べドル高・円安に推移している。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 141.12 (↓2.88)
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