6日 原油は反発、売り一巡から買戻しの動き活発化に
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は先週末終値と比べ1.54ドル高の67.80ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同1.53ドル高の71.41ドル/バレルと、いずれも反発している。 19日のアジア時間の原油相場は、売りの一巡で反発の動きが強まっている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「先週末に大きく下げた米国株価に連動して売られた原油は、買戻しの反動から上昇している」との見方を示した。先週末の米国時間の原油相場は、新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」の影響による原油需要の後退懸念が足かせとなった。このため、ダウ先物をはじめ、米国主要株価指数が軟調に推移し、同じリスク資産である原油も売られた。なお、同氏は今後の原油市況について「70ドル台を目指す動きが節目となったため、目先の相場は65ドル台を推移する可能性が高く、反発しやすい地合いが続くだろう」と付け加えた。 日経平均株価は前日比179円19銭安の2万7,850円38銭で推移している。ドル円相場は1ドル=112.97円と、前日の17時時点(113.03円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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