13日 原油は続伸、需要安定の見通しで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は先週末終値と比べ1ドル高の72.67ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同95セント高の76.10ドル/バレルと、いずれも続伸している。 10日に発表された11月の米国消費者物価指数は、前年同月比6.8%の上昇となった。ただ、バイデン大統領が、物価上昇は今後鎮静化すると発言したこともあり、「金融緩和の縮小加速や金利引き上げの前倒しに対する観測は後退している」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構=JOGMECの野神隆之首席エコノミスト)。経済活動が減速するとの見方が薄れ、エネルギー需要が安定的に推移するとの見方が原油相場を押し上げている。 日経平均株価は先週末比282円21銭高の2万8,719円98銭で推移している。ドル円相場は1ドル=113.55円と、先週末の17時時点(113.59円)と比べややドル安・円高方向に振れている。
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