18日 原油は続伸、需給逼迫観測の高まりで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は祝日前の14日終値と比べ85セント高の84.67ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は前日比49セント高の86.97ドル/バレルと、いずれも続伸している。
アジア取引時間18日午前の原油相場は、需給引き締まり観測から続伸している。マーケットエッジの小菅努代表取締役によると、米国への寒波到来でエネルギー需要の増加が予想されているという。また、新型コロナウイルスのオミクロン株がエネルギー需要に与える影響は小さいとみられることも、引き続き強材料視されている様子。供給面では、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで17日、無人機による攻撃が発生したと伝えられた。石油関連設備への攻撃は確認されていないものの、「地政学的リスクが高まることで、イランの核合意再建を巡る議論を停滞させる可能性がある」(同氏)。このため、中東からの供給懸念が浮上し、需給逼迫観測が高まっているようだ。
日経平均株価は前日比250円23銭高の2万8,583円75銭で推移している。ドル円相場は1ドル=114.46円と、前日の17時時点(114.41円)と比べドル高・円安に振れている。
|