31日 原油は続伸、供給逼迫観測で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は先週末終値と比べ1ドル26セント高の88.08ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は先週末比1ドル30セント高の91.33ドル/バレルと、いずれも続伸している。 アジア取引時間31日午前の原油相場は、供給逼迫観測を受け続伸している。ウクライナをめぐる米国とロシアの軍事的な緊張が続いていることを背景に、「実際の供給難ではなく、今後供給が逼迫するとの観測から原油は買われている」とマーケットエッジの小菅努代表取締役は指摘した。 一方、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が2月2日に閣僚級会議を開催するが、「今回の会合で消費国から増産要求などが出ていない」(同氏)ため、市場参加者の関心は産油国の判断より地政学リスクに向いているようだ。
日経平均株価は先週末比264円55銭高の2万6,981円89銭で推移している。ドル円相場は1ドル=115.53円と、先週末の17時時点(115.65円)と比べドル安・円高に振れている。
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