22日 原油は大幅続伸、ウクライナ情勢悪化で需給逼迫観測
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は祝日前の18日終値と比べ2ドル93セント高の94.00ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は前日比1ドル74セント高の97.13ドル/バレルと、いずれも大幅続伸している。 アジア取引時間22日午前の原油相場は、エネルギー需給の逼迫観測から大幅に続伸している。前日のアジア取引時間では、米ロ首脳会談が開催されるとの報道を受け、ウクライナをめぐる米国とロシアの軍事的な緊張が緩和に向かうとの観測が広がっていた。しかし、ロシアが21日、ウクライナ東部の一部独立を認めるとともに同地域への軍隊派遣を決定したことで、「楽観ムードが後退した」(マーケットエッジ=小菅努代表取締役)。米国など欧米諸国がロシアに制裁を課した場合、ロシア産原油や天然ガスの輸出が滞り、エネルギー需給が急速に引き締まるとの観測が高まっていることが、買いを後押しする材料となっているようだ。
日経平均株価は前日比532円17銭安の2万6,378円70銭で推移している。ドル円相場は1ドル=114. 68円と、前日の17時時点(114.93円)と比べドル安・円高に振れている。
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