11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ4.73ドル安の98.28ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同4.74ドル安の102.16ドル/バレルと、いずれも大幅に続落している。
15日アジア時間の原油相場は、供給懸念の後退から大幅に続落している。ウクライナとロシアが停戦合意に向かっているとの期待感から、欧米諸国がロシア産原油の輸入を継続するとの見方が強まっている。また中国の広東省深圳市と吉林省で14日、新型コロナウィルス感染拡大を受け都市封鎖が実施された。深圳市は主要な工業都市であるため、中国で産業用の原油需要が減少する見通しが強まっている。米国が自国のシェールオイル増産を進めると同時に、ベネズエラにも増産を要請していることも相場の弱材料となった。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「これまでの相場高騰は需給を反映したものではなく、供給懸念が先行しすぎていたため、相場の下げ幅が大きくなった」と指摘した。
日経平均株価は前日比27円16銭安の2万5,280円69銭で推移している。ドル円相場は1ドル=118.32円と、前日の17時時点(117.73円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):186.28 (↓4.48)
<PR>レポートのお知らせ
|
2月20日、季刊誌『エネルギー通信』Vol.11 を発刊しました。
詳細はアイコンをクリックしてください!
|

|
石油化学レポートを毎日発行しています!
日本語・英語・中国語で石油化学市況を毎日更新しています。
北東アジアから東南アジアにおける石化原料およびその誘導品の市況情報、オレフィン系原料や芳香族原料の市況、成約情報を網羅しています。詳細はアイコンをクリックしてください。
|

|
|