7日 原油は大幅反発、IEAが備蓄放出決定も供給懸念残る
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ1ドル50セント高の97.73ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同1ドル70セント高の102.77ドル/バレルと、いずれも大幅に反発している。 国際エネルギー機関(IEA)が6日、原油相場の高騰を抑えるため石油備蓄を放出すると発表したことで、6日欧米時間の相場は大幅に下落していた。ただ、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、「IEA加盟各国がいつから備蓄を放出するかは判明していないうえ、備蓄を放出してもロシア産原油の禁輸による供給減少はカバーできない」と指摘。このため、7日アジア時間の相場は供給懸念が再び囃され反発している。 日経平均株価は前日比527円16銭安の2万6,823円14銭で推移している。ドル円相場は1ドル=123.68円と、前日17時時点(123.89円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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